子犬を迎えた時、全てのオーナー様がその子と一日でも長く過ごせるようにと願うはずです。
オーナー様が犬の老化に関する知識を持ち、愛犬が若い頃から将来を見据えて飼育することによってその後の愛犬の生活の質が変わってきます。老犬になって寝たきりになってしまうと、オーナー様の介護での負担はもちろんですが、犬自身も思うように動けず不快になります。ですから、一番大切な事は日々の食事や運動の生活習慣で出来るだけ寝たきりにならない体をつくってあげる事です。
適切な食事
食事は愛犬の体をつくる基礎です。オーナー様が何を選び、どのくらい与えるかによってその子の体は変わります。老犬になってから足腰に負担をかけない為にもバランスの取れた食事で肥満を防ぎましょう。一般的には犬の適正体重は小型犬で生後1歳時、大型犬の場合は生後2歳時の体重です。
年齢に合わせた総合栄養食(ドッグフード)を適量与えていればまずは問題無いと言えるでしょう。ただ、今はかなりの種類のドッグフードが販売されています。その中でどれを選ぶかはオーナー様次第です。表示されている栄養素や成分をきちんと確認した上で、愛犬も好んで食べるご飯を見つけてあげてください。手作りご飯の場合はオーナー様が年齢に応じた栄養のバランスとエネルギーをしっかり計算して与える必要があります。
適切な運動
運動もただただいっぱいさせれば良いというわけではありません。ライフステージに応じた適切な運動を心がけましょう。
【子犬~成犬になるまで】
子犬が成犬になるまでは犬の身体がまだしっかり出来上がっていません。犬自身も遊びたい!遊びたい!の一心です。子犬が元気だからと言って過度に走らせたり遊ばせたりすると足腰を痛めてしまう事もあり、この時期に痛めたものが老後にも影響を及ぼします。とっても元気で可愛い時期ですが、オーナー様がきちんと見守り、適度な運動量でとどめてあげるようにしましょう。
【成犬になったら】
成犬になると身体も出来上がり、この頃からの数年間は犬の一生の中でも心身共に一番充実した時期になると言えるでしょう。犬も落ち着き、子犬の時の様にはしゃぎ回る事もなくなります。子犬の時期よりも適度な運動の範囲は広がりますが、やはり過度な運動は禁物です。心身を健康に保つ上で日々の散歩や遊びを一定量行うようにしましょう。
【高齢になってきたら】
高齢になってくると体力が落ちてくるので、散歩の速度を遅くしたり距離を短くしたり、愛犬の様子を観察しながら工夫してあげると良いです。一方で、寝たきりを防ぐための筋肉維持を意識した運動は必須になります。斜面や犬が跨げる高さの障害物を利用しておしりの筋肉や足腰を鍛える事をお勧めします。人がマットやトランポリンの上を歩く時に不安定になる様に、犬もやわらかいマットやふかふかの毛布の上を歩くだけでもバランスを取ろうとするので、筋力アップにつながりますよ。
オーナー様の心構え
そして何より大事なのはオーナー様が愛犬が老化する前から犬の老化に関する知識を持ち、実際老化が始まった時に慌てず対応出来る様に心構えをしておく事です。
その様な心構えを持つことで、高齢になった愛犬に「歳とっちゃったから、お散歩もあまり行けなくても仕方ないわ・・」と言う不安や諦めの気持ちでは無く、「さぁ!今日もお散歩に行こう!ゆっくりでもいいから一緒に楽しく歩こうね!」と、明るく前向きな気持ちで向かい合う事が出来ます。そしてそれはきっと愛犬に伝わり、人にも犬にも幸せな老犬ライフをもたらしてくれるでしょう。
この様な事は、今までやって来なかったからもう遅いという事はありません。
オーナー様が気づき、愛犬のために何か小さな事でも考え始めた時点から愛犬の将来は変わります。
子犬や若いわんちゃんをお世話する時にもこのようなお話しをさせていただきますし、私自身もその様な姿勢でお世話いたします。老犬訪問介護サービスでは1頭1頭に合わせた食事や運動の提案をいたします。
些細な事でもどうぞお気軽にお問合せください。
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大田区 ペットシッター&老犬訪問介護
ペットケアサービスSmiles
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